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小さなミラクル通信

一日ひとつ小さなミラクル = 心のサプリ

日本国籍の重みとアレっと思うこと

日常の話

 

昨今国籍問題がマスコミでも多く取り上げられています。一般の方は普段あまり気に留めていないかもしれませんが、最近は他国籍を保持することの意味を考える機会が増えたのではないでしょうか。

 

日本は国民に日本国籍と他国籍を同時に持つことを禁じています。もし他国籍を取りたければ日本国籍は放棄しなくてはいけません。

 

 

私は生まれてから大人になるまで日本で育ちました。思いがけず三十代でアメリカに渡り、長い年月暮らすことになりました。当初は日本国籍を保持しつつ、アメリカの永住権を取って生活し仕事もしていました。いわゆるグリーンカードというものです。

 

 

しかしアメリカ生活が長くなると、状況的にアメリカ市民権を取ることが必要になってきました。熟考の末アメリカ市民権を取得することに決め、それと同時に国籍喪失届を提出して、日本国籍を放棄することが避けられなくなりました。

 

 

アメリカを含め多くの国は重国籍保持を認めています。しかし日本の現在のルールでは違反になるので、やはりこれは守らないといけないのでしょうね。

 

 

私は日本に住んでいたころから、日本文化や歴史にとても誇りを感じていたので、喪失届を記入する際は一抹の寂しさを覚えました。しかし領事館の人からかつて日本国籍を保持していた人には、国籍復活もそう難しくないと説明され納得しました。

 

昨年日本帰国してからは、アメリカパスポートに日本のビザと在留カードで生活しています。普通に生活するのに外国人であることからくる不都合はほとんどありません。しかし時々手続き等で「あぁ、自分は日本人ではないのだ」と実感する瞬間があります。

 

 

こんな国籍事情のある日本ですが、最近ニュースを観ていて「おや」と思うことがありました。それはこれまでノーベル賞を受賞した人はコレコレと説明している際に「外国籍を取得した人を含めると何人にものぼります」と言っていたのです。

 

残念ながら日本国籍を放棄することになった私としては、これを聞いて「ノーベル賞のような名誉を受けると、たとえ外国籍になっても日本人としてみなしてくれるのかなぁ」とちょっとやっかみ心が浮かんだのでした。

 

いけない、いけない。やっかみ心は何の幸運ももたらしませんね。