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小さなミラクル通信

一日ひとつ小さなミラクル = 心のサプリ

すっかりα波が出てしまったようです

美しいもの、美しい人、美しい場所

数十年前にお能を見たことは、なんとなく覚えています。何しろ二十代の頃ですから、お能に行きましょうと誘われても全然ピンときませんでした。ほとんど期待せず国立能楽堂に行ってみると、予想に反してなんとも言えない心地よさに浸った記憶があります。しかし何が心地良かったのかは全然覚えていませんでした。

 

 

妹から今日お能の券があるから行こうと誘われ、蒸し暑い中数十年ぶりに国立能楽堂に行ってきました。歌舞伎俳優中村鷹之資さんが、芸修行の一つとして定期的に開いている「翔之会」の公演です。

能楽堂内部入ると、なんともゆったりとした感じがして気持ちよくなってきました。前回の時も感じましたが、この能楽堂内の不思議な癒し感はいったい何でしょう。これって伊勢神宮とか出雲大社にお参りした時の感覚と似ているような気がします。普段少しも信仰心のない私ですが、何か大いなる存在の懐に包まれているような感覚です。

 

さらに能囃子の鼓や笛そして謡いの響きは、究極のリラクゼーション音楽と言っても過言ではないでしょう。一説によると能囃子は脳内のα波を促す働きがあるそうですが、全くうなずけます。

 

さらに舞と美しい装束が視覚を通してより深いリラックスの境地に誘ってくれます。私はリラックスしすぎて、寝ないようにするのが本当に大変でした。これは退屈で眠くなるのとは違う感覚です。心は高揚しているのに、眠いのです。

 

 

16世紀に始まった能は、このように日本人の心身を癒してきたのでしょうね。

私も公演終了後はすっかりリフレッシュして、家路につきました。