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小さなミラクル通信

一日ひとつ小さなミラクル = 心のサプリ

責めるの止めましょう 褒めるの始めましょう

心理カウンセラー知恵袋

心理カウンセリングを通してつくづく感じるのは、必要以上に自分を責める人のなんと多いことかということです。気の毒なことにウツや不安症の人は、その傾向が強い印象です。

 

以前自分を許し励ます効果にも書きましたが、私たちは小さいころから間違えた箇所、点の取れなかった部分に着目するよう躾けられています。

日本人の持つこの傾向は高度経済成長期の日本を支え、大発展を導きました。しかし個人の心の健康の見地からすると、出来なかった部分に対し多少寛容に、そして少し自分を褒めることが出来ると心の健康が向上します。

 

責めるを止めて褒めるを始める 

例を上げてお話ししましょう。

       

あるお母さんが子供に対し怒鳴り声を上げてしまうのを直したいと、アンガーマネジメントのトレーニングに来ました。この人は真面目な性格で、どちらかというと完璧主義です。多少ウツと不安症の症状もあり、それも怒り爆発パターンを継続する一因です。

 

身についたパターンは、「怒鳴り声を上げる」にしろ「自分を責める」にしろ、変えるのは簡単ではありません。でも変えたいと思い続け、新しいパターンを少しずつ行った人で結果が出なかった人はいません。心を定めて方法を学ぶと、必ず変化が出てきます。

 

このお母さんにトレーニング開始前にお願いしたのは、習ったばかりの怒りの対処法を、100%出来なくても自分を責めないようにということ。なぜなら自分を責めることにエネルギーを注ぐと、トレーニングの進捗に悪影響を及ぼすからです。

 

           

 

このお母さんにもう一つお願いしたのは「自分を褒める」を、練習してもらうことでした。日本人は自分を褒めるのも苦手な人が多いですね。これは謙遜を重んじる日本の文化/社会的背景が、その原因の一端を担っていると思います。謙遜は確かに日本人の持ちうる美徳の一つです。また過信は身を亡ぼす場合もあるでしょう。

          

 

しかし良い意味で自分自身をひそかに褒められるようになると、こころの健康がグーンと向上します。例えば「3か月前に比べると、少し怒鳴る頻度が減って来た。良くやってるよ。がんばれ!」と自分自身に心の中で言うのです。誰もいなければ声に出して言っても、ももちろんかまいません。するとアンガーマネジメントの効果も一段と上がるのです。

           

自分を責めるのを減らし褒めるのを始めると、人生楽しくなりますね。