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小さなミラクル通信

一日ひとつ小さなミラクル = 心のサプリ

5分待ってたら強盗に出っくわすところでした

不思議な話・ビックリな話

リリーさんはその日とても焦っていました。なぜなら膀胱がんの治療を受けている79歳のお父さんが、昨日から昏睡状態に陥っていたのです。そして仕事もそこそこに病院に立ち寄りました。

お父さんはやはり予断を許さない状態で、医師はここ2-3日が峠だと言っています。ずっと病院に居たい気持ちでしたが、リリーさんはお母さんに必要な処方薬を取りに薬局に向かいました。

 

               

薬局は閉店間際で混雑していました。数種類の薬の依頼をして順番を待っていると、レジの人に呼ばれました。レジの人が言うには、今日数種類の処方薬をすべて渡すことは不可能なので、一つすぐ必要なものだけ選ぶよう言われました。

 

明日また来なければいけないと思うと気が重かったのですが、一番必要な薬だけ受け取って薬局をあとにしました。

 

その翌日リリーさんは再び薬局にお母さんの薬を取りに行きました。すると薬剤師が昨日リリーさんの出した依頼書の日時を見ながら顔色を変えて、「あなた強盗にはあわなかったんですね」というのです。

           

 

何のことかさっぱりわからないリリーさんがたずねると、薬剤師が詳しく説明してくれました。昨日閉店5分前にその薬局に銃を持った強盗が押し入り、けが人は出なかったものの、多額の現金が奪われたそうです。それはリリーさんが薬局を出たたった5分後のことでした。

 

                                  

呆然としながらリリーさんは、薬局のカウンター前に立ちすくんでいました。すると頭の中には、なぜか自分をかわいがってくれたおじいちゃん(お父さんの父親)の顔が浮かびました。

そしておじいちゃんが孫娘のリリーさんのことを、天国から守ってくれたんだという思いがわいてきたそうです。

                             

両親のために一生懸命なリリーさんが強盗にあわないよう、おじいちゃんが救ってくれたのかもしれませんね。